「Steelpan Works In Japan」は、Spotifyで配信中の国産スティールパン楽曲だけにフォーカスしたプレイリストです。
1970年代から今日に至るまでの国産スティール・ミュージックを、発表年の順番で現在309曲(24時間13分)取り上げてます。
1アルバム(シングル)につき1曲だけを選曲しています。
誰かの役に立てるなら…と思いまして、2020年7月からSpotifyにアップされてる音源のみですがプレイリストを使って公表しはじめました。
自分自身がスティールパンを弾き始めた頃から、ジャンル/国内外を問わずにスティールパンの音源収集を続けてきました。
スティールパンが好きなのは勿論、演奏アイディアを得るために収集しはじめたのがそもそものきっかけです。
色んな音源を聴いていくうちに、スティールパンが生まれた本国・トリニダード&トバゴ共和国をはじめ、カリブ諸島のコミュニティーが根強いアメリカ・イギリス・カナダなどには無い、日本独自のオリジナリティー溢れるスティールパンの使われ方に魅了されました。
日本のポップ・ミュージックの変化と共にスティール・ミュージックが成長してきたことを知ることになりました。
1971年10月5日に加藤和彦さんの2枚目のソロアルバム『スーパー・ガス』の収録曲「魔誕樹の木陰」が日本でスティールパンが使われた最初の録音出版物と聞いています。
リリースされてから丁度50年を迎えました。
そこで、この50年間の国産スティールミュージックを「Steelpan Works In Japan」に連動しながら紹介していくコンテンツを現在準備中です。
コンテンツ始動までのしばしの間、プレイリストをお楽しみいただけたら幸いです。
独自の視点、そして培ってきたバックボーンを大切にしている日本のスティールパン奏者に最大のリスペクトを込めて。
2022年2月17日 渡辺明応
〜追伸〜
写真は1961年に日本にスティールパンを初めて持ち込んだ曲芸コマ芸人の筑紫こま鶴師匠。
(こま鶴師匠、本業ではエド・サリバン ショーに出演されてます → YouTube Link)